311東北地方太平洋沖地震 発生プロセスの検証
2011-03-29


まず、地震に関して東京大学の地震研究室が、様々な研究をしていますので、参考にご覧下さい。

[URL]

このレポートは、大変よく出来ているのですが、一つ大きな問題があります。

それは、このレポートが3月11日の地震からスタートしている点です。

当ブログは、この地震は3月11日がスタートだと考えていません。

それはなぜか?

東北地方太平洋沖地震

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震は、2011年(平成23年)3月11日14時46分に三陸沖(牡鹿半島の東南東約130km付近)の深さ約24km(暫定値)で発生した、マグニチュード9.0(暫定値)とする西北西‐東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型(CMT解)である 以上wikipedia

とあるのだが、気象庁のHPを見ると、震源の深さは10キロで、マグニチュードは 7.9となっている。 ようするに、全然違う。

僕が始めにニュースで見たのは、wikipedia版の深さ24キロでマグニチュードが気象庁版の7.9というものだった。

なので、これほどまでに酷い被害を予想していなかった為、なぜ電車が止まるのか?疑問に思っていたのだ。

ところが、帰ってみると、マグニチュード8.8の巨大地震とある。 絶句したわけだ。

では、なぜマグニチュード8.8(後に9.0に訂正)になったのか?というと、アメリカ地質調査所というアメリカ国務省の研究機関が、時間差で起きた一連の地震をまとめた値を算出したからというものらしい。

以下引用 気象庁は13日、東北地方太平洋沖地震の規模を、これまでに発表していたマグニチュード(M)8.8から、M9.0に改めたと発表した。これは世界で過去4番目に大きな規模となる。

 気象庁が外国の地震観測データを用いて今回の地震の破壊の様子を調べたところ、3つの巨大な破壊が連続的に発生していることがわかったという。その結果に基づいて再解析したところ、今回の地震の規模はM9.0とわかった。

 世界で記録の残る巨大地震のうち、過去最大のものは1960年に起こったチリ地震のM9.5。次に1964年のアラスカ地震のM9.2、そして2004年に起こったインドネシア・スマトラ沖地震のM9.1となる。

 東北地方太平洋沖地震では、大きな余震も頻発している。気象庁によると、余震は岩手県沖から茨城県沖の長さ約500km、幅約200kmの領域で発生しており、ほぼ本震の震源域に相当すると考えられる。

 過去の地震の事例と比べ、今回の地震に伴う余震はかなり多く発生している。気象庁では震度5弱以上の大きな余震がたびたび発生する可能性があると注意を呼びかけている。

以上引用終わり

[URL]

なので、この地震のきっかけとなった3月11日14時46分に関しては、震源の深さは10キロで、マグニチュードは 7.9ということのようだ。

しかし、こう考えると、この地震は、3月11日に一気に巨大地震が起きたわけではなく、3月9日がスタートで、序所に巨大化したのではないか?と考えられてくるわけだ。

そうやって、気象庁のHPを眺めていたら、オドロクべき事が分ってきた。

それは、スタートの3月9日のM7.2の地震から、本震である3月11日のM7.9の地震まで、2日間で計6回ものM6以上の地震が起きていたのである。

今回の東日本大震災の発生から、順を追って考えてみたい。

データは気象庁HPから引用した。 [URL]

緯度の1度は約111キロ 経度の1度は、北緯38度付近だと約86キロくらいです

以下3月9日のM7.2の地震から3月11日のM7.9の本震が起きるまでのM5.0以上の10回の地震についての詳細です。

まず、最初のきっかけは、3月9日11時51分のM7.2の地震


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