ユニクロ、「世界同一賃金」導入へ 超国家的企業の問題点
2013-04-23


TPP推進な朝日新聞の中にも、まともな記者は結構居ることを当ブログは理解しているのだが、本日の朝日新聞は、ユニクロを題材とした、超国家的企業の問題点をやっています。



以下引用

ユニクロ、「世界同一賃金」導入へ 優秀な人材確保狙う
asahi.com/business/update/0423/TKY201304220460.html


「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、店長候補として採用した全世界で働く正社員すべてと役員の賃金体系を統一する「世界同一賃金」を導入する考えを明らかにした。海外で採用した社員も国内と同じ基準で評価し、成果が同じなら賃金も同水準にする。
asahi.com/business/update/0423/TKY201304220460.html


「年収100万円も仕方ない」ユニクロ柳井会長に聞く
asahi.com/business/update/0423/TKY201304220465.html?ref=com_rnavi_arank

 ――いまの離職率が高いのはどう考えていますか。
 「それはグローバル化の問題だ。10年前から社員にもいってきた。将来は、年収1億円か100万円に分かれて、中間層が減っていく。仕事を通じて付加価値がつけられないと、低賃金で働く途上国の人の賃金にフラット化するので、年収100万円のほうになっていくのは仕方がない」
 ――付加価値をつけられなかった人が退職する、場合によってはうつになったりすると。
 「そういうことだと思う。日本人にとっては厳しいかもしれないけれど。でも海外の人は全部、頑張っているわけだ」

asahi.com/business/update/0423/TKY201304220465.html?ref=com_rnavi_arank


(限界にっぽん)第3部・超国家企業と雇用:1 両刃の同一賃金、社員選別 ユニクロ
asahi.com/shimen/articles/TKY201304220664.html

以上引用


1面と2面と9面の3ページを使って、この問題を書いています。

で、
同社の新卒社員が入社後3年以内に退職した割合(離職率)は、

2006年入社22%
2007年入社37%
2008〓2010年入社46-53%

休職している人の42%が鬱病などの精神疾患

だそうです。



つまりね、企業の効率を追い求めるがあまり、企業が人間を追い込んでいるわけね。

で、あまりにも働き過ぎて、体調がおかしくなって病院に行くと、『鬱病』と診断されてSSRIやSNRIといった抗鬱薬を処方されて、SSRIやSNRIは覚せい剤と同じ構造を持つ薬なので、続けていると、本当に鬱病になるわけです。

そうすると、製薬会社が儲かる。

その鬱病の代金は、税金で負担するわけね。


つまり、人間を使い捨てにして、企業や資本が利益を追求して、国をその担保にするシステムなのです。


当ブログ管理人は、元々ユニクロでは無い、ユニクロのような会社で働いていたわけです。

そこを辞めて、独立して個人商店を始めて12年になります。

なので、この問題を以前から深く考えてきました。

アパレルの劣悪な労働環境についても、様々な人たちに話を聞いてきました。


ユニクロの中のあるブランドでデザイナーとして働いていた方からも、お話を伺ったことがあります。

その方は、ユニクロが、デザイナー職の全ての人を中国勤務とするという本社の決定を受けて、退職された方です。

普通に会社に入ったら、ある日、中国勤務しか出来なくなるのです。
それは、工場が中国にあるので、デザイナーが中国に居た方が効率が良いという理由で、そういう決定になったのだそうです。

その話を聞いた時に、管理人は、これはいずれ、中国勤務だから『現地の貨幣価値に合わせてもっと給料安くします』という事なんじゃないですか?と言ったのですが、案の定そうなりましたね。


なぜこういう事になるのか?というと、『経営効率を上げるため』なんですね。



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