コットンの話 MILFOILオーガニックコットンのカットソー
2013-10-09


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写真の赤は、今回入荷していません。
かわりに、新色のオリーブグリーンが入荷しています。


MILFOILメンズのカットソーが入荷しました。

Vネックの長袖が6色
生成り、モカ、カーキグレー、オリーブグリーン、ネイビー、ブラック
100%ORGANIC COTTON
MADE IN JAPAN
SIZE M.L
5,775yen(5,500)


クルーネックの半袖が3色
生成り、オリーブグリーン、ネイビー
100%ORGANIC COTTON
MADE IN JAPAN
SIZE M.L
5,145yen(4,900)


サイズは、共にM.Lです。




筆者も持ってますが、これは、素晴らしいです。


以下、以前の展示会の時の模様を再掲載

商品もそうなんだけど、デザイナーの井上さんの話が面白い。

生地を作る話。糸をどうやって織るか?ジャージーを丸のまま使うのか、切って使うのか、それをどういう風に染色するのか?
どうやってプレスをかけるのか?


そのやり方によって、同じ糸であっても、全く仕上がりの表情が違うと言う。
もちろん、糸が違うと、同じ方法をとっても全く違う。
試行錯誤の繰り返し。
「生地を作り始めて20年になるけれど、10年を過ぎたあたりから、ようやく、これはと思えるものが出来上がるようになった」そうだ。


でも、オーガニックをやり始めると、また全然違っていて、最初は、なんでこうなってしまうの?という連続だったらしい。



僕はバイヤーなので、ありとあらゆる商品、ピンからキリまで年間何万着も見て、良いのも悪いのも知っているので、井上さんの作るカットソーを見た時にピンと来たのです。


これは良い。本物だ。
その処理の仕方といい、生地の表情といい、色や風合いや手触りといい。。

そうしたら、それがスイス紡績のオーガニックのスーピマ綿だったのです。
そして、それを漂白しない生成りから染めている。

なので、地のコットンの生成りの色が混じって、独特な美しい発色になるのです。


(現在は、オーガニックのインド綿に切り替わっています。そして、スーピマに匹敵するか、凌駕するような品質に育ってきたと思います。

以前は、インド綿では、極細さの糸は不可能だったのですが、それが、糸会社が有機栽培をする生産農家を直接支援する制度によって、高品質のコットンが生産出来るようになったとのこと。)



MILFOILのカットソーには、生地の厚さとかよれ具合とか、本物の匂いというか、説得力というか、そういうのが有る。



なんか最近、環境とかエコとか、そういうの嘘くさくって。と筆者。
たとえば美味しいレストランとかあるじゃないですか。
本当に美味しいもの作ろうとすると、結局素材に行き着いて、契約農家に栽培してもらって、納得いくものに仕上げるとオーガニックになっていったりする。
僕は、なんか地球の為とかよりも、その方が自然な気がします。美味しいし 笑


井上氏「僕の場合は、着ていて気持ちいいから、それをずっと着ていたいからやっている」とのこと。
着心地にこだわるなら、素材そのものを考えないとダメだし、カットを考えないとダメ。
だから、肩の構造には、本気で研究に研究を重ねたそうです。


マルタンマルジェラ、ラフシモンズ、クリステンセン
そういう一流のデザイナーがやっている事ってやっぱりスゴい。


日本人でカットソーやっている人って、みんなチャンピオンがどうとかっていう方向に走るけど、自分はずっとヨーロッパのデザイナーの服着てきたので、そういうのとは違う方向目指してるんですよ。
正直、(自分のところの服を除けば)インポートしか着る気にならない。
でも、そういうのはスゴく良いけど、高価過ぎて誰も買えない。




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