今朝の東京新聞に、こういう記事があった。
全日本おばちゃん党やで オッサン政治はもう嫌や ネットで連帯
[URL]
かなりツボだったのでご紹介
この『おばちゃん党はっさく』が面白い。
もちろん、『はっさく』というのは、橋の下の暴力団連合『維新八策』のパロディなのだが、非常によく出来ている。
以下引用
おばちゃん党はっさく
その1: うちの子もよその子も戦争には出さん!
その2: 税金はあるとこから取ってや。けど、ちゃんと使うなら、ケチらへんわ。
その3: 地震や津波で大変な人には、生活立て直すために予算使ってな。ほかのことに使ったら許さへんで!
その4: 将来にわたって始末できない核のごみはいらん。放射能を子どもに浴びさせたくないからや。
その5: 子育てや介護をみんなで助け合っていきたいねん。そんな仕組み、しっかり作ってや。
その6: 働くもんを大切にしいや!働きたい人にはあんじょうしてやって。
その7: 力の弱いもん、声が小さいもんが大切にされる社会がええねん。
その8: だからおばちゃんの目を政治に生かしてや!
以上引用
素晴らしいね。これ
B層にも分かりやすい。
キャチーでいながら、人の心をつかんでいる。
関西弁というところが、固くならずにグルーブ感を生み出している。
これは、広く社会に広がりそうな言葉である。
もしかすると、おばちゃん党が政治を変えるきっかけを作るかもしれない。
以下、安倍政権の骨太の方針へのパロディ『腹太の方針』
原文が無かったので、以下のサイトから要約引用
[URL]
項目は5つ。
<1.借金は次世代につけ回さず、現生で分け分け>では「大型公共事業や予算のばらまきより身の丈に合うた絵をかきましょ。足りひん分はあるとこからとってや」とある。
<2.子どもに目ぇと手ぇと愛を>には「子どもへかけたお金はかけ算で返ってくる」「いじめや体罰で命を落とさんように、教育にこそ金をかけたろうや」「家計のなかでエンゲル係数もエンジェル係数も高すぎやねん」と教育予算の増額を主張する。
<3.おばちゃんと若い子に職と食の保障を!>で「おばちゃんと若い子が職につかれへんかったら日本は回っていかへんよ」と言いつつ「でも、働きすぎもあきまへん。仕事も脂肪も『ぼちぼち』がよろしおすな!」と視点は確かだ。
<4.ステルスよりも豚まん買うて!>では「外国との問題はできるだけは話合うて解決したら、戦車や戦闘機のお金はスリム化できるやろ」、そこで浮いたお金は「ウエストのお肉をバストに寄せて上げるように」福祉や生活に回せと言っている。
<5.「三方よし」の心眼で>と「近江商人の知恵」を引き、「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」・・・これからは「世間よし」を心がけろと戒める。この項は「世間を知ってるおばちゃんから、がんがん企業にも政府にも指南したるさかい、聞く耳もってや」と締めくくり、おばちゃんたちの生活感からの政治参加を呼びかけている。
以上引用
ひねりが効いていて面白い
とはいっても、おばちゃん党は、本物の政党では無いそうです。
以下引用
FBに「おばちゃん党でも作ったろか」と書き込んだら「ええやん」「入るわ」と共感の書き込みが来て。「政治にツッコミ入れる場を作りたい」と思って、シャレと勢いで作った。
以上引用
だそうです。
こういう突っ込みが、反映される社会であってほしいですね。
おばちゃん党公式ツイッター
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