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どうやら、現在、世界では、私達は北朝鮮と同類の扱われ方をしているようである。
しかし、この状態では、それも仕方のないことかもしれない。
柏崎刈羽原発の地盤に関する決定的なレポート
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柏崎刈羽原発の地盤に関する決定的なレポートを入手しました。
原子力資料情報室が、発行しているレポートです。(昨年のものです)
よくネットでは、原発反対の人を、ヒステリックな左翼呼ばわりしている人が居ますが、このレポートを読めば、原子力の問題を研究している人達が、いかにまともなレポートをまとめ、それを政府や研究機関や電力会社が隠蔽しているのか?が、たちどころに分るかと思います。
以下引用です。今回の地震、まさにそのまんま↓
■柏崎刈羽原発の地盤地震論争 東京電力の柏崎刈羽原発は、活発な構造運動の続く地盤上に計画・建設されまし た。
西山層の泥岩を基盤として建設された半地下式原発です。多くの原発は地表面 に設置されていますが、柏崎は基礎地盤の標高がマイナス40mです。
基礎を深くし て根入効果を期待し、半地下式にしたのです。
西山層は計画当初には新第三紀・鮮 新世前期の泥岩だとされていましたが、1980年代の火山灰調査の結果、新第三紀か ら第四紀にかけての堆積層だと“若返り”ました(第四紀は、160万年以降から現在 まで。鮮新世は500万年前から180万年前までです)。
地震波の伝わる速さ(せん断 波速度Vs)は、地盤の固さを示す指標になります。地震動の基準となる解放基盤面 はVsが700m/秒以上ですが、西山層はそれを大幅に下まわり、構造物の基礎にで きる固さに達するには、地下数百メートルまで掘り下げねばなりません。柏崎刈羽 原発6・7号炉では人工地盤を造成して“岩盤”と称して用すれば柏崎刈羽原発は不合格となる劣悪地盤です。
中略
■炉心直下の断層・地域の活発な構造運動の無視
柏崎原発の炉心直下には、原子炉設置地盤の西山層とともに、安田層が断層で切 られています。
図1の呼び名でαβ断層やF系V系断層、ab断層の存在です。柏崎刈 羽原発敷地内や周辺には、図1の?~?と多くの断層が存在しています。敷地の北東 600mの寺尾では基盤の椎谷層から番神砂層までを貫く断層が存在してい直下の断層の活動を前提にした設置許可ではないことは議論済みです。
中略
■ 柏崎刈羽原発は、東北日本から新潟までの日本海側とフォッサマグナの東側に位 置している、羽越活褶曲帯の中にあります。
東京電力は「過去には褶曲運動が存在していたが、後期更新世以降は終息した」 と主張しています。 私たちは活発な構造運動が継続していると考えます。
その証拠は、構造運動がな ければ安田層の層厚は海水準変動の範囲120m程度でなければ説明できないはずなの ですが、安田層の層厚は海水準変動の範囲を超えて180mもあります。安田層の頂部 は少なくとも標高+60m、基底部は〓120mであることを、露頭や消雪井戸の砂礫層 が示しています(図2参照)。
そもそも、平野や盆地と丘陵・山地の境界には断層が存在します。断層を境にし て平野部は沈降し、丘陵や山地は隆起する地殻構造運動で日本列島の地形が形成さ れたと理解されています。
東京電力の主張はこうした定説を否定するものです。断 層等の地殻構造運動を、地盤補強等の工学で制御することは不可能です。断層等の 地殻構造運動が続く場所には、重要施設や危険施設の設置を回避するしかありませ ん。東京電力は、構造運動を示す事実を無視することによって、安全だと主張して います。
中略
■想定地震が小さすぎる
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