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逝きし世の面影さんが、ものすごいエントリ出してますので、引用します。
全文はリンク先を
以下引用
(2011年3月11日以前の稼動中の東京電力福島第1原発)
左下側(南側)の岸壁近くの海面上に白く川のように見えるのは1~4号基の冷却水(温排水)の放水。
右上(北側)の白い部分は5・6号基の冷却水の放水で、今回気象庁がIAEAに「1日計約600億ベクレルを外洋に放出」と報告。
『5・6号基ポンプで汚染水を1時間に6,500トン1日計約600億ベクレル外洋(原発港湾外)に放出』
9月8日に安倍晋三首相はアルゼンチンのブエノスアイレスのIOC総会で福島第一原発の汚染水は『湾内の0.3平方Km以内の範囲で完全にブロックされている』と断言し、帰国しても同じ言葉を繰り返した。
9月19日、自ら視察した福島第一原発の事故の現場でも『完全にブロックされている』発言を繰り返していた。
ところが安倍晋三が原発を視察する前日の9月18日、オーストリアのウィーンで気象庁は『外洋に1日600億ベクレル放出 』とIAEAの科学フォーラムに報告していた。
(2013年 09月18日 ウィーン)
『東京電力福島第1原発の汚染水問題をめぐり、気象庁気象研究所の青山道夫主任研究官は18日、国際原子力機関(IAEA)の科学フォーラムで、原発北側の放水口から放射性物質のセシウム137とストロンチウム90が1日計約600億ベクレル、外洋(原発港湾外)に放出されていると報告した。
セシウム137の半減期は約30年、ストロンチウム90は約29年。』
『 原子炉建屋地下からいったん港湾内に染み出た後、炉心溶融を免れた5、6号機の取水口から取り込まれ、北側放水口から外洋に放出されている。東電は「法定基準以下の濃度と確認して放水しており問題ない」としている。』
【共同通信】
東電の言い分の、排水は『濃度確認してる』から問題無しとは、『薄めて出せば問題ない』との傍若無人なとんでもない主張である。
『支離滅裂の嘘八百と挙国一致の隠蔽』
共同通信のいう『外洋に1日600億ベクレル放出』とは何を意味するのか。
東京電力は冷温停止して休止中の5号機6号機の再冷却ポンプを利用して港湾内の放射能汚染水を1時間6500トンも、誰にも知られないように極秘に外洋に放出していたらしいのである。
出力100万キロワットの原子炉とは熱出力は3倍の300万キロワット。発電に使える熱エネルギーは3分の1しかない。
原子炉の核燃料の崩壊熱で得られた高温高圧の蒸気でタービンを回して発電する。ところが発電に使った後の蒸気(一次冷却水)を直ぐに元の水に戻して原子炉に戻す必要がある。
このために、原子力発電では大量の二次冷却水が必要なのです。
日本で原発54基全部が稼動すると日本中の全河川の流量の10分の1が必要で到底賄え無い。仕方無しに日本国では冷却に海水を利用しているのです。
ブログ記事上↑の福島第一原発の写真のように、日本の稼働中の原発では港湾内から大量の海水を汲み上げて一次冷却水を冷やしてから外洋に温排水を放出する。
いま福島第一原発の5号機も6号機も、原発は休止中で発電していない。
ところが発電時に使用する冷却水ポンプを、稼働中と同じようにフル回転して、東京電力は外洋に汚染水を放出していた。
『基本的に無茶苦茶、嘘に嘘を重ねる東京電力と政府、マスコミ』
9月22日、中日新聞や福島民報は、『5・6号機は燃料の崩壊熱除去の冷却水 として1時間に6,500m^3もの海水を港内で取水し、放水口から港外へ放出している』と報じている。
(6500トン放出の驚愕報道は一部の地方紙だけで、全国紙は最初から一切報じていいない)
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