2014-08-26
広島の豪雨で山崩れの件ですが、根本的な事を書いておきます。
これは、明らかに人災です。
もちろん、一つは気象操作による豪雨だったこと。
8月20日に山崩れで、8月22日にもうNHK特集が組まれています。
タイミング早過ぎですよね。
今回の気象操作は、地域に降る雨を狭い範囲に集中させる、三鷹の雹の時のバージョンに近かったと思われます。
なので、気象操作を止めさせること。
もう一つは、家を建ててはいけない場所に家を建てていることです。
土砂崩れは、扇状地で起きています。
扇状地というのは、土砂が崩れて扇状にたまった地形のことです。
そもそも土砂が崩れて作られた地形なのですから、ある一定量以上の大雨が降れば、土砂が崩れるに決まっているのです。
だから扇状地なのです。
そういった土地は、水はけが良いので果樹栽培に向いており、昔から人々は、そこで果樹栽培などをして、家は建てませんでした。
中学や高校の理科でも習う常識的なことですが、なぜかそこが新興住宅地になる。
災害が起きるのは当然です。
そういった場所に家を建てるべきではありません(仮小屋くらいなら良いですが)
他にも戦後、住宅地として向いていない土地が沢山住宅地に転用されています。
川の中州としか思えないような場所にも家があります。
絶対に液状化する場所もあります。
根本的なことを言えば、そういった場所に住まないという事以外に、対策は無いと思います。
元々川だった場所は、大雨が降れば川になる。
扇状地は、土砂が崩れて出来たわけだから、土砂崩れが起きる。
沖積平野は、川が運んできた土砂で出来ているわけだから、川になる可能性が高い。
当たり前のことです。
ならば、それを想定した土地利用をすべきなのです。
昔から、人々は、沖積平野は田畑にし、扇状地は果樹などを育てて暮らしてきました。
日本人は、約2万年に渡って、そういった常識に沿った土地利用を旧石器時代・縄文時代・農耕時代と徐々に行ってきたのです。
そういう当たり前の前提を考えないようにして、土地を悪用すると人災が起きます。
日本は狭いから、そういった危険な土地に家を建てなければならないというのは嘘です。
田舎に行くと、空き家になった昔からの立派な家が沢山あります。
ある場所では、明らかに人が流出して困っているのです。
だから、人々が暮らせる場所は、まだまだ沢山あるのです。
もっと上手く人が安全に暮らしていけるような仕組みを作る必要があるとは思いませんか??
そしてそれは、人々が非常識な常識を疑い、人間本来・生物本来の常識を取り戻すことからしか始めることは出来ないと思います。
そういった常識を取り戻す一歩として、筆者は山歩きや魚釣りをオススメします。
まずは、縄文人になったつもりで、自然と対峙してみてください。
本当にいろいろな事が体感として分かってきますよ。
本を読むのも大事ですが、山歩きや魚釣りはもっと遥かに大事なことを教えてくれると思います。
それは、体感しないと、本当の事は理解出来ないから。
たぶん、人間は、本来知ってなくてはいけない常識を捨て過ぎているのです。
それは、本当にここ50年とか100年くらいに起きた出来事なのではないでしょうか。
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