TPPですが、Principle agreementのprinciple【語源】 ラテン語「初め」の意味。つまり最終合意(Final agreement)の正反対の意味です
2015-10-06


TPP交渉ですが、気になって夜も眠れないと思ったら、超超延長で、やっぱり寝ました。。

さて、これでTPP妥結なのか?と思ったみなさん、そうではなさそうです。


以下引用


内田聖子/Shoko Uchida 〓@uchidashoko 13時間13時間前
TPP閣僚共同記者会見終了。全体の印象としては、具体的な話はなく、今回で「大筋合意」したと言わなければマズイ、という中でひねり出された合意であると思います。閣僚自らもいうようにprinciple agreement(原則としての合意)であり、テキストも交渉課題も残っている。

様々な側面があります。例えばバイオ薬品のデータ保護期間の問題で、米豪は8年で決着したようですが、ではチリやペルー、マレーシアはどうなったのかは閣僚記者会見では明らかにされていません。それらの国が簡単に受け入れるとは思えません。

当の米国自身、今後国内で企業や議員と相談したりバトルをするわけです。つまりこの時点では「主要な課題で主要な国が概ね合意をした」という程度ではないでしょうか。これ自体は交渉プロセスの一つですが、それをどう名づけるのかという時、意図的なミスリードが生まれるのだと思います。

農水省のHPには、速報で「TPP農林水産物市場アクセス交渉の結果」が掲載。閣僚記者会見前の掲載かは不明。なんだか素早いですねぇ。これに基づき早く対策を来年度の予算化して農業者に参院選でも自民党を支持してもらわないといけないからです。maff.go.jp/j/kokusai/tpp/pdf/tpp_1.pdf …


「大筋あるいは原則合意(=Broadly / Principle agreement)」 と「最終合意(Final Agreement)」は違います。最終合意ということはすなわちテキストが完成していることです。両者の間には様々なプロセス(各国間や国内調整)が必要で時間を要します。

今回交渉が進んだのは事実ですが果たしてすべての国・分野での「大筋合意」なのか。一部メディアの「TPPは完成!」というトーンはミスリードと思います。だいたい「大筋合意」の中身が説明され、それが公約(自民党決議)に違反してないか検証する前に「できたできた〜」というのはおかしいでしょ。


以上引用
[URL]


principleという言葉の意味ですが

【語源】
ラテン語「初め」の意


ということで、最終合意(Final agreement)の正反対の意味ということ。

とりあえず、最初の合意が確認されたという話。

「原則(最初の)合意」Principle agreement
「大筋合意(大まかな)合意」Broadly agreement
「最終合意」Final agreement


これで、「TPP締結だあとか、TPP推進だあ」。とか言わないように。

まだ、全然締結されてませんし、飛ばし報道だから。


これ、G20の会議と内閣改造やるまでに、TPP出来ました的な演出をしたかったんじゃないかな。

『TPP合意しました詐欺』


今回の閣僚会合の「Principle agreement」の内容精査が必要ですね。

内閣が出したテキストも『飛ばし』の可能性があります。

基本的にTPP交渉には『守秘義務』がありますから、全て公開されていると思ったら大間違いです。


たとえば、米の輸入枠について、米と豪に特別輸入枠ということが書いてありますが、一番の米所のはずのベトナムが入ってないっておかしくない??とか

何のためにベトナムは交渉やっているんだよとかね。

当然、ベトナムとは決着していないのでしょう。

その最初の合意の時点で、大丈夫です。米守りましたと騙している可能性が高いので要注意ですよ。


以下山田正彦元農水大臣のコメントから引用


「TPP交渉このまま大筋合意になっても、米国議会は大統領選挙終るまでは、塩漬けの状態のまま批准できません。
米国議会では、1票差でTPPの前提となるTPA法を採決しましたが、当時賛成に回った有力議員も、今回の大筋合意には反対です。

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[TPP]

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