中村時広愛媛県知事が、伊方原発再稼働に同意だそうです
2015-10-27


中村時広愛媛県知事が、伊方原発再稼働に同意だそうです。

以下引用


四国電力伊方原子力発電所3号機について、愛媛県の中村知事は26日午前、再稼働に同意することを四国電力の佐伯勇人社長に伝えました。地元の伊方町も再稼働に同意し、原発の新しい規制基準の下で再稼働に県と立地自治体が同意したのは、川内原発のある鹿児島県に続いて2か所目です。

以上引用 以下前文は
3.nhk.or.jp/news/html/20151026/k10010282601000.html


伊方原発についての問題は、伊方原発をとめる会の『知事宛に8項目の公開質問書』に簡潔にまとめてありますので、引用します。


以下引用


知事宛に8項目の公開質問書!
2015年10月23日
愛媛県知事 中村時広 樣
伊方原発をとめる会
事務局長 草薙順一

公開質問書

報道によると、昨日、山下伊方町長が伊方原発の再稼働に同意する旨を知事に報告し、知事もまた「近日中に最終判断をする」旨発言されたとのことです。
福島原発事故は収束にほど遠く、今なお10万人をはるかに超える方々が不自由な避難生活を強いられています。県民のいのちと暮らしに重大な影響を与える問題について、知事がどのような認識で対処しようとしているのか、以下8点を質問いたします。
ご多忙とは存じますが、回答を10月30日(金)までにお願いいたします。


質問事項
(1) 航空機の直接衝突への対策や炉心溶融の際の受け皿(コアキャッチャー)などの欧米ではスタンダードな基準さえも求めない新規制基準が「世界で最高レベルの厳しい規制」なのでしょうか? 知事はどのように認識していますか?

(2) 原子力規制委員会の田中俊一委員長は新規制基準に適合しても「安全とは申し上げられない」と語っていました。知事は「適合」によって安全が保障されたとお考えでしょうか?

(3) 伊方原発の沖「5〜8キロ」(裁判での電力側資料に示された表現)に中央構造線活断層帯があり、震源に近すぎるため制御棒の挿入が間に合わない危険性が指摘され、その際の被害の甚大性が心配されています。知事は間に合うと考えますか?

(4) 2000ガルを超える地震動に襲われる危険性が指摘されています。県のパンフレットには「概ね1000ガルの揺れに対する耐震性が確保されることを確認」とありますが、2000ガルを超える地震動に襲われた場合、明らかに破壊が起こるのではありませんか? 知事は、1000ガルを遥かに超える地震は来ないとお考えですか?また、そうした巨大地震にも耐えられるとお考えですか?

(5) 地震災害・津波災害・原発災害による放射性物質放出という複合災害の場合、道路崩壊や橋の落下等の可能性もある中、住民は放射能をさけて三崎港の一次集結所に集まれるのでしょうか? 三崎港も一次集結所も津波のために使用不可となる可能性が大きいと思われますが、住民はどのようにして被ばくを避け避難するのでしょうか?

(6) 福島原発事故では「使用済核燃料」の危険性が明らかになりました。処分先も見当たらない使用済核燃料を、これ以上増やさないようにすべきではありませんか?

(7) 知事は「覚悟と責任」と語っていますが、福島原発事故で被災者に対し国の「責任」が果たされたと考えますか? 伊方で事故が起こった場合、知事ご自身はどう責任がとれますか?

(8) 再稼働を認めない方向にこそ「覚悟」をもってすすめば、福島のような事故を絶対に繰り返さない道を確かにし、人間を放射能で傷めない道に貢献できるとはお考えになりませんか?


※ (3)は、制御棒の挿入が間に合わないと危惧する岡村眞(高知大総合研究センター特任教授)らの指摘がある。「5〜8キロ」は被告(四国電力)側資料乙C2、乙C3(2号炉、3号炉の設置変更許可書)から。


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