2016-03-02
現在読んでいる本『コロンブスが来てから』先住民の歴史と未来
トーマス・R・バージャー
朝日選書
に、アメリカ独立戦争当時の陸軍長官の言葉が出ている。
以下引用
ワシトンの陸軍長官ヘンリーノックスは、フロンティアの男達と入植者によるインディアンの土地の押収を「力と詐欺による」ものと書き、さらに続けている
中略
われわれの植民のやり方が、インディアン先住民に対してメキシコやペルーの征服者のふるまいよりもなお破壊的だったことを思うと、憂うつな気持ちに沈められる。我々の悪行の証拠は、合州国のもっとも人口の多い部分でほぼすべてのインディアンが全く絶滅しているということである。
将来、歴史家はこの民族破滅の原因を暗黒色で描くかも知れぬ。
以上引用
独立戦争を闘ったアメリカの初代陸軍長官が、こう認めているわけですから、米英植民者達のアメリカ先住民の抹殺は、独立戦争当時から既に明らかなのです。
ちなみに、この本の著者は、弁護士で、弁護士を始めた頃にあまり仕事がなく、たまたま先住民の依頼で弁護を頼まれたところから、様々な資料を調べるようになり、歴史を知るようになり、実際に法廷で闘っている人です。
なので、法廷で使うために当時の条約やら資料を引用しているので、これは『陰謀論』ではないので、念のため。
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