サッカーロシアワールドカップアジア最終予選タイ戦アウェー分析
2016-09-08


さて、サッカーロシアワールドカップアジア最終予選タイ戦アウェーですが

先発は、岡崎に変えて浅野
清武に変えて原口
大島に変えて山口蛍

その変わって入った原口と浅野のゴールで2〓0の勝利。

     浅野
原口   香川   本田
  山口   長谷部  
高徳 森重 吉田 酒井宏
     西川

岡崎のコンディションの事もあったのだと思いますが、浅野のスピードを使って香川のスペースを作る意図だったのではないでしょうか。

山口蛍は、両サイドバックと五輪の時から一緒にプレーしてますので、サイドを使いやすいという利点がありました。

そして、守備で効いていました。

最初から、UAE戦でボランチ蛍を先発させていたら、何の問題も無かったような気が。。


ボランチを攻撃的な選手にすると攻撃的になるのか?というと、そんなに単純なことではありません。

中央の守備がしっかりしているからこそ、サイドバックが上がることが出来るわけであり、
両サイドバックが上がった状態というのは、攻撃的なのです。

そして、上手く両サイドを使うことの出来るボランチは、結果的に攻撃的になるのです。

ボランチを攻撃的な選手(守備の不安な選手)にして両サイドバックを上げるのは不可能です。(なので、ガンバ遠藤が居た時は、サイドバックを片側だけ上げる攻撃が多かった)

両サイドバックが上がるとどうなるのか?というと、相手のサイドバックがサイドをケアするために両サイドに出てきますから、中央の守備に穴が空くわけです。


ですから、4〓2〓3〓1や4〓4〓2を採用した場合は、基本的にダブルボランチは守備が強い選手を起用した方が、サイドバックが安心して上がれるために攻撃的なサッカーが出来るわけです。
相手のカウンターに対して、2センターバック+ボランチで守れるからです。(ボランチの1枚が下がり目で、一人が上がっていくと、守備=3、攻撃=7になる。


香川や大島や清武や柏木を効率的に使うのであれば、4〓3〓3をベースに考えた方が良いと思いますが、その場合、アンカーが必要ですが、Jリーグで4〓3〓3を採用するチームが少ないので、日本はアンカーの育成がねえ。。


Jリーグは、4-4-2や4-2-3-1に対抗する3-4-2-1全盛ですからね。
どうしても、そういう布陣に対応した選手が出てきます。

4〓3〓3やりたいなら、まずJリーグで強豪クラブ作らないと。。

現状なら、4-3-3より3-4-2-1の方が現実的でしょう。


それにしても、チャンスを作っても作っても、なかなか得点が奪えない。

ということで、本田や香川や岡崎のコンディションを心配する報道を多く見ましたが、基本的なこととして、強いチームほど1年間を通じて活躍するためにプレシーズンに走り込みをします。
その結果として、シーズンの始まりは、有力チームの選手達の身体が重いことが多いのです。

一方、降格を争っているようなチームは、有力チームの身体が重いうちに勝っておくために開幕から全力ですから、シーズンの始めは選手の身体の切れが良いのです。

この基本を知らないで、有力チームに所属する選手のことを力が衰えたとか言うのはナンセンスですので念のため。

本田や香川や岡崎の動きが重かったのは、こういう理由もあると思いますよ。(時差ももちろんあります=欧州から日本へ飛行すると、めちゃめちゃ身体が重くなります=逆は結構楽なのですが。。)

日本代表が不甲斐ない試合をするのは、
1、Jリーグが始る時期=2月から3月

2、欧州リーグが終わる頃=6月くらい

3、欧州リーグが始る時期=8月から9月

の3つの時期に集中しています。

これは、各選手のコンディションや仕上がりがバラバラだからです。


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