2017-07-29
19世紀になるとアメリカの巨大資本がラテン・アメリカで大規模農業を展開、「バナナ共和国」と呼ばれるようになる。その巨大資本がラテン・アメリカからスペインを追い出す戦争の引き金になった出来事が1898年のメイン号爆沈事件。
アメリカの軍艦メイン号が停泊中に沈没したのだが、アメリカ側はこれをスペインの破壊工作だと主張、戦争を始めたのだ。その戦争で勝利したアメリカはフィリピンも手に入れることに成功、中国を侵略する橋頭堡にしている。
1900年の大統領選挙で再選されたウイリアム・マッキンリーが翌年に暗殺され、副大統領のセオドア・ルーズベルトが跡を継ぐ。その新大統領は「棍棒外交」を展開し、ベネズエラ、ドミニカ、キューバを次々と「保護国化」していった。こうした巨大資本の利権をまもるために海兵隊が使われている。
第2次世界大戦後、民主化の波がラテン・アメリカへも押し寄せるが、それをアメリカはクーデターなどで潰していく。例えば、1954年のグアテマラ、64年のボリビア、ブラジル、71年のボリビア、73年のチリなどだ。そして現在、自立の波を潰すため、ブラジル、アルゼンチン、ベネズエラなどでクーデターを進めている。
以上引用
plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201707290000/
アメリカの支配層はラテンアメリカを無茶苦茶にしようとしてますよね。
何しろ、アメリカに対抗していたラテンアメリカ主要国の首相が5人も癌になりましたから。
で、そのリーダー格だったチャベス大統領は死亡
リビアやシリアがやっていたことと、ベネズエラがやっていたことは似たような事だった。
以下は過去記事より
簡単に言えば、チャベスがやったことは、5世紀に渡る欧米の、南米における植民地化による貧困から脱するために、一部の特権階級と石油メジャーの利益になっていた国内の豊富な石油資源を国有化し、この利益を元に、一般市民に教育や医療を無料で与え、さらに、安い食料や住居を提供していくという政策でした。
この結果として、チャベス政権の14年間において、平均10%以上の経済成長率と、大幅な貧困層の低下が起きたのです。
現在、ベネズエラの平均所得は南米一となっているそうです。
恐ろしいまでの貧富の格差の拡大という、米国で起きていることの真逆なことが、ベネズエラにおいて起きているということです。
その圧倒的な成果を見て、中南米諸国やアフリカは、自分たちが植民地支配と貧困から逃れるために、何をすれば良いのか?の明確なモデルを見いだしたわけです。
911の後、ベネズエラでCIAによるクーデターが起き、ベネズエラの大統領官邸が反政府軍に占拠された時、大統領を救うために、大統領官邸を何重にも取り囲んだのは、一般市民でした。
チャベスの登場で、南米の一般市民は、完全に覚醒したと言えるでしょう。
チャベス一人倒したところで、この覚醒が止まるとは、とても思えません。
もちろん、全ての人にとっての、まともな政治というのは、あり得ないことです。
しかし、チャベス大統領は言っています。
その国のことは、その国の人たち自身で決めていかなくてはならない。
その国の問題は、出来るだけその国の人たち自身で解決すべきだ。
その上で、出来ることがあれば、他の国と協力出来るところは協力していけば良い。
社会は真の意味で、開かれていなければならない。
私は自由や、その国や人々の主権を尊重する。
当ブログは、チャベス大統領の言葉を胸に刻み込んで生きていきたいと思います。
心からのご冥福をお祈りします。
2013.03.06
以上引用
それがあったから、CIAはベネズエラの経済を徹底的に破壊しようとしてきた。
で、反政府勢力を育てあげてきたのです。
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