世界権力は、食料や水、資源を抑え込もうとしていますが、手羽先の暴力団が大阪市水道民営化だそうです
2014-04-10


新しい水道会社は米国最大の建設企業ベクテル社の子会社でしたが、すぐに水道料金を200%以上も値上げしました。最低月額給与が100ドルに満たない町で、水道の請求書は月額20ドルに達したのです。20ドルは5人家族が2週間食べる食費に相当する金額。

当然、支払えない人たちが大勢出てきましたが、その支払不能者には容赦なく供給を停止しました。

人間は水がなければ生きていけません。
高い水道水を飲めないので、不衛生な水を飲み、病気になる者も現れました。
ことの深刻さに、2000年1月「水と生活を防衛する市民連合」が結成され、大衆動員によって市は4日間閉鎖。1ヵ月たたないうちに何百万というボリビア人がコチャバンバに行進。ゼネストが始まり、交通機関がすべて停止。集会で、国民すべての水の権利を守る要求である「コチャバンバ宣言」が出されました。

政府は水道料金を下げると約束しましたが、その約束は守られませんでした。
2000年2月、市民連合は「水は神の贈り物であり商品ではない」「水は命だ」というスローガンを掲げ、新法の撤回を要求し、平和的デモ行進をおこないました。

2000年4月、IMF、世界銀行、米州開発銀行に援助停止の圧力をかけられた政府は、戒厳令を布いて抗議の鎮静化を図り、活動家が逮捕。
抗議する者は殺され、メディアに報道管制が行われました。4月と9月の騒乱により死者9名、重度の負傷者約100名、また数十名が逮捕されました。

しかし、この弾圧も長くは続かず、結局、市民が勝ちました。新水道会社とベクテル社はボリビアを出て行き、政府は水道民営化法を撤回。

水道会社は労働者と市民に借金つきで渡され、2000年の夏、市民連合は公聴会を開き、民主的経営計画と経営陣を決めました。しかし、これで戦いが終わったわけではなく、ベクテル社はボリビア政府に対し2500万ドルの損害賠償請求を起こし、ボリビア政府は市民連合の活動家たちに嫌がらせや脅しを続けています。
:引用終了

以下過去記事から引用


コチャバンバ水紛争(こちゃばんばみずふんそう)は、ボリビアのコチャバンバで2000年1月から4月にかけて発生した一連の抗議行動。


コチャバンバでは、1967年より水道事業を担っていた SEMAPA(市営上下水道サービス公社)が世界銀行の主導によって民営化され、民間会社であるロンドン国際水供給会社(International Waters Limited of London : IWL)が上下水道事業の40年間のコンセッション契約を受注した。IWL社は米ベクテル社(Bechtel Corporation)の完全子会社で、コチャバンバでは「トゥナリ水供給会社(Aguas del Tunari)」と称した。


世界銀行のボリビアに関する1999年6月の報告では、上水道の使用料金を低く抑えておくための公的補助金を中止することが求められていた。


地元紙の記事には、水供給公社の契約は競争入札により行なわれたが、一人の応札者しか現れず、数百万ドルの価値が見込まれる上水道システムがわずか2万ドル以下で売却されたと報じられた。


トゥナリ水供給会社がコチャバンバの上水道設備を手にした数週間後に、ミシクニ (Misicuni) ダムの建設の資金調達のためとして水道料金の大幅な値上げを行なったところ、抗議行動が発生した。最低月収が100ドル以下であるこの地において、20ドル以上の水道料金は多くの住民の家計を直撃した。


1月の中旬、新しくできた労働者同盟、人権問題指導者たちの先導で4日間連続のストライキが発生し、コチャバンバの町は活動を停止した。政府は水の価格を元に戻して2週間以内に収拾を図ることを約束せざるを得なかった。これにより、抗議行動はひとまず収まった。


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