2014-12-22
諫早市は早々選挙時間の短縮を可決するものの、その審議の過程では正当な理由を何一つ述べられず、与党の圧力で強引に進めた経緯がある。投票時間短縮は、投票率を抑えるための手段と考えられるが、ネットでは投票終了から開票作業開始までの間に「票の摩り替え」を疑う意見があったが、すり替え現場を押さえない限り想像の域を出ない。
しかしこの映像が作成者の主張どおり、開票終了後に秘密裏に行われていたとすれば、一体何を数え直ししていたのだろうか?袋の中から徐に投票用紙の束を取り出し、封を切って計数機で再カウントしている。
少なくとも報道とは事実が子なる。毎日新聞によれば、
「作-業の遅れが比例九州ブロック全体に影響することや、開票作業従事者の多くが帰宅してい-たため再集計を見送った。」
とされるが、現に残って数え直しをしているではないか。
やはり票の摩り替えを行ったもののその数にかなりの齟齬が生じ現場で多くのトラブルが発生していたと考える方が自然であろう。なぜならアリバイ作りのように、今回も二重投票で逮捕者が出ており、さも厳正に投票者チェックを行っているかをアピールしているが、前代未聞の開票後の超過投票数の発表では辻褄が合わない。また高松の例にあるように、6票を隠蔽することなどノーチェックの立会人や参観者の監視妨害で可能であり、内部で如何様にも処理できたはずで敢えて事を泡立てる必要はない。現に不明票である「持ち帰り」を27計上しており、ここの調整で十分に事足りるはずである。
だとすれば、この動画は6票探しの再計数ではなく、報告済みの数と摩り替えた(であろう自公・維新の)数合わせするための再計算ではないだろうか。つまり報告する数字は事前に与えられたとおり報告し、その後辻褄あわせを秘密裏に行う。数えている女性職員が物音に敏感に感応する様子は、何か後ろめたさの表れとも私には映るのだが・・・?
これは私がいつも言う「小事で大事を誤魔化す」、即ち摩り替え数のミスにより相当数の食い違いが生じていたのではないだろうか。その後告発・リーク等の事態が生じても、「問題があったのは公表した少数で結果に影響はない」と理由付けし、再開票を阻止する先手を打ったとも考えられる。
そもそも投票箱が投票所から運ばれ、また期日前投票箱に誰も手を加えていないならば、こうした不祥事は発生しえず、投票数が投票者数を上回ることはありえない。それは即座に選挙の失敗を意味する。
加えて結果報告後、何時の時点で超過投票数に気づいたかという疑問が残る。報告が11時49分であり、その後に発覚したとは考えにくい。高松の事例を思い出して欲しい。公表された話では、開票途中に投票用紙の数が投票者数よりも300程度足りないと気づき云々とある。つまり開票中に当然、随時両者の数はチェックされ、速報にも反映される。したがって開票中に、何者かが用紙を入れ込んだことに他ならない。これが僅か6票とは常識的にありえない。
またこれらのデータは県に送られる。其の時点で担当者も、監督する上司も、送られた先の県の職員も気づかねばおかしい。京都府などは形式上問題のない数字を数え直しさせる越権行為までも平気でやっている事実と比較すると到底納得はできない。再開票を求めるべきであろう。
なお諫早市の小選挙区の投票結果は興味深い。諫早市では民主党候補が自民候補を1000票近く上回っている。一方、民主党の比例区は、14,077で半数近い票が他党に逃げ、自公は27,000を超え。
小選挙区で民主・共産に得票した者のうち2000人余りが自公に比例を投票し、同様に6000人が維新に投票したことになっている。
どう考えてもこの結果は不可解なものである。
[長崎2区]小選挙区
政党・・・・・・民主党・・・・・・・自民党・・・・・・共産党
候補者・・・・大久保ゆきしげ・・・加藤かんじ・・・・・矢崎かつみ
得票数
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