『ポツダム宣言』とアヘン戦争と植民地主義 アジアの過去と未来を考える
2015-05-23


共産党の志位委員長とアベッチの党首討論以来、『ポツダム宣言』が話題になっているようですが。。


以下引用

『ポツダム宣言の文言を知らなかった(読んでいなかった)日本の安倍晋三首相』

20日付け毎日新聞の、クローズアップ2015:(党首討論) 『安保、野党が攻勢』では
『ポツダム宣言、詳細知らぬ』。『歴史認識ただす志位氏に首相』との見出しで、
『歴史認識ただす志位氏に首相. 安倍晋三首相が20日の 党首討論で、日本の戦争終結条件を示した1945年のポツダム宣言の内容について「つまびらかに読んでいないので承知していない」と明かす場面があった。
共産党の志位和夫委員長が侵略戦争に関する歴史認識をただした質問に答えたもので、志位氏は「日本が過去にやった自らの戦争の善悪も判断できない首相に、米国の戦争の善悪が判断出来るわけが無い」と酷評した。
討論で志位氏は、「(戦前の軍部が)世界征服の挙にでた」などとするポツダム宣言の一部を引用し、「間違った戦争というポツダム宣言の認識を認めないのか』と首相の歴史認識をただした。
それに対し、首相は「その部分をつまびらかに読んでいないの」と明かした上で、「論評を差し控える」と答弁しなかった。
志位氏は討論後の記者会見で「重大発言だ」と指摘。「ポツダム宣言は戦後日本の民主化の原点になったレ歴史的文書。読んでいないとは、それでだけで首相の資格はない」と批判した。』
5月21日毎日新聞

以上引用
[URL]



正直な話、筆者もつい最近まで『ポツダム宣言』読んだことなかったですし、『旧敵国条項』を知ったのも昨年のことです

この点では、全然アベッチを笑える立場ではありません。

ただ、アベッチが、日本が間違った戦争をしたと認めなかったことは、やはり重要でしょう。


日本は、間違った侵略戦争をした。その結果として、アジアではとてつもなく多くの犠牲と破壊が生じることになった。
そして日本は敗戦し、とんでもなく恫喝され植民地国家になった。

これが、日本の歴史ですから、そこから反省しないとダメなのです。


1995年の所謂『村山談話』における日本の反省とお詫びは、その年の12月に、日本がドイツと共に『旧敵国条項』を削除する国連決議のために絶対に必要だったものだと思います。

国際社会の一員として生きていくためには、それを否定するとかあり得ません。


イラク戦争にしても、根拠となった「大量破壊兵器があるという情報」は嘘だったわけでですが、安倍首相はこのイラク戦争に対しても、イラクが「大量破壊兵器が無いことを証明出来なかったのが悪い」として、爆撃の正当性を主張していました。

もはや、物事の良い悪いの判断がついていないとしか考えられない。
完全に頭がおかしいです。



ところで、『ポツダム宣言』第6項で、日本の人々をだまし、間違った方向に導き、世界征服に誘った影響勢力や権威・権力は、排除されなければならない。無責任な軍国主義が世界からなくなるまでは、平和、安全、正義の新秩序は実現不可能である。
There must be eliminated for all time the authority and influence of those who have deceived and misled the people of Japan into embarking on world conquest, for we insist that a new order of peace, security and justice will be impossible until irresponsible militarism is driven from the world.

と書いてありますが、戦後、A級戦犯だった岸信介がCIA資金を貰って首相になって日米安保条約結んじゃったわけだから、そりゃ、A級戦犯の孫であるアベッチは、つまびらかに読めないのは確かです。



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