2015-06-20
トヨタの広報役員が麻薬指定の鎮痛剤を個人輸入して逮捕されたニュースの件ですが
以下引用
トヨタ女性役員逮捕 オキシコドン乱用者が米で拡大「街中で違法販売」
麻薬取締法違反容疑で18日、警視庁に逮捕されたトヨタ自動車常務役員のジュリー・ハンプ容疑者(55)。グローバル展開する日本最大メーカーの「顔」が逮捕されるという事態に衝撃が広がった。密輸入したとされる医療用麻薬「オキシコドン」を含む錠剤などは、米国で痛み止めとして広く使われているものの、街中で密売され、多くの中毒者が出るなど社会問題化しているという。
厚生労働省監視指導・麻薬対策課によると、オキシコドンは乱用により依存症となる恐れがあるため、「細かい制度は国によって違うものの、多くの国で規制されている」という。
国内では、麻薬として医療機関などで厳重に管理され、医師の処方なしに入手することは難しい。治療のためであれば、個人が自身の荷物として海外から輸入することは可能だが、その場合も事前に医師の診断書を添えて厚労相に申請し、許可を得なければならない。
同課によると、オキシコドンを輸入した麻薬取締法違反事件は珍しいという。
一方、米国でも、オキシコドンは医師の処方が必要となるが、処方される機会は多く、一般的な痛み止めとして広く使用されている。その半面、多くの中毒者が出て社会問題となっている。
米国在住の大西睦子医師によると、歯科治療後の痛み止めや高齢者の慢性疼痛(とうつう)の治療などに広く使われており、2009年に急死した歌手のマイケル・ジャクソンさんが服用していたとも報じられた。ただ、砕いて吸うとヘロインと似た感覚が得られるとして、乱用者も拡大。「街中で違法に売られている」(大西医師)といい、米国立薬物乱用研究所は、12歳以上の米国人1600万人が過去1年間に、オキシコドンなどの痛み止めを医療目的以外で1回以上使用していると警鐘を鳴らしている。
以上引用
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150619-00000078-san-soci
オキシコドン (oxycodone) とは、アルカロイド系の鎮痛剤の一種。アヘンに含まれる成分のテバインから合成される。塩酸塩(塩酸オキシコドン)の徐放製剤「オキシコンチン錠」・速放製剤「オキノーム散」(ともに塩野義製薬製造販売)、複方オキシコドン(ヒドロコタルニン酸塩酸塩との合剤)注射剤「パビナール」(武田薬品工業製造販売)が日本で販売されている。
分子式は C18H21NO4、分子量は 315.364、CAS登録番号は [76-42-6]。
中〜高程度の疼痛を緩和するために用いられる。オピオイド受容体にはたらき鎮痛作用を示すものと考えられている。
wikipedia
実際に、鎮静剤の乱用が米国で広がっているようです。
以下引用
オキシコドン輸入事件で、久々に処方薬乱用について
前略
オキシコドンといえば、アメリカで処方薬の乱用が話題になるときに、必ず名前が挙がる薬です。あへんに含まれるアルカイドの一種テバインから合成されるオピオイド系の鎮痛薬で、医療の分野では長く使われてきました。日本では麻薬(ジヒドロヒドロキシコデイノン。別名オキシコドン)として厳格に管理され、米国ではスケジュールU薬物に指定されています。この区分は、乱用のおそれが高いが、合衆国内で現に医療用途に使われているものに適用されています。
↑オキシコドン(オキシコンティン)
DEA Multi-Media Libraryより転載
オキシコドン(商品名はオキシコンティンなど)は、医師が処方する薬で、処方せんなしで手に入れることはできません。ところが、こうした医薬品が乱用目的で出回り、乱用が広まっているのです。
セ記事を書く
セコメントをする