2015-11-26
エルドガン氏は一家こぞって犯罪的なビジネスを守ろうとして、ISをも擁護していることになる。エルドガン氏のこうした政策はトルコ国民の利益に適っているだろうか? 否。なぜならトルコの国益に適うのはロシアとの善隣関係であり、ロシアとの互恵的な協力だからだ。これはロシアにも必要なものであり、ロシアはこれを、厳格な措置を採りつつも考慮していく。ロシアにとってはトルコがパートナーであるほうがよい。だがロシアには、エルドガン氏がトルコ大統領であるということはもう適さないようだ。
以上引用
jp.sputniknews.com/opinion/20151126/1225093.html#ixzz3sZXbUlBJ
こりゃいかんですね。
一方、トルコの首相は、こんな発言をしているようです。
以下引用
トルコ首相「我々はロシア政府との関係断絶を望んではいない」2015年11月25日 23:09
「トルコ政府は、ロシアを自分達の友人であるとみなしており、スホイ24撃墜事件後も、ロシアとの関係断絶を望んでいない。」ダウトオール首相は、自ら率いる与党公正発展党の議会内会派の会合で、このように述べた。
ダウトオール首相は、次のように発言した―
「今回の事件後に、ロシアとの関係を断絶したり、緊張関係に入ったりするつもりは、我々にはないし、あり得ない。ロシアは、我々の友人であり隣人であり、大変重要なパートナーである。二国間関係が犠牲になるような事はない。現在我々のもとでは、あらゆる交流チャンネルが開かれており、我々は互いにそうしたものに大きな意義を与えている。しかし、特に強調したいが、いかなる友好関係も、国家の安全保障面においては、それぞれの国が自分の領土を擁護する権利を互いに尊重して初めて成立するものである。」
以上引用
jp.sputniknews.com/middle_east/20151125/1225229.html#ixzz3sZWZ7Uo7
トルコ首相は、関係悪化を望んでいないようです。
ということは、スプートニクの論調を読んでいくと、ロシアは、トルコに対して断固たる措置を取るけれども、トルコ国民やロシア国民の利益から考えて、当面のところトルコを武力によって攻撃するつもりは無い。
ということかと。
で、さらにこんな記事が
以下引用
トルコ軍参謀本部諜報局の元局長イスマイル・ハッキ・ペキン氏は、通信社「スプートニク」のインタビューで、トルコ空軍に撃墜されたロシア機スホイ24は、トルコに対して敵意に満ちた意図を示さなかったと指摘した。
ペキン氏はまた、ロシアは、オランダのハーグにある国際司法裁判所でトルコの有罪を確定するために、トルコ経由で行われている「IS(イスラム国)」の原油販売に関する情報を用いることができると指摘し、次のように語ったー
「米国は、地域におけるトルコの活動に関する情報を持っている。ロシアもトルコでISの原油販売に携わっている人物や、原油の供給先に関するしかるべき情報を入手している。米国が恐喝戦術を選ぶ可能性があるが、プーチン大統領はトルコに、『もしあなた方がそのような行動に出るのであれば、IS戦闘員が生産している原油があなた方の領土を経由してどのように供給され、そこから得た資金が誰に流れているか話すのをお許しください』と言うだろう。今日明日にもトルコはハーグにある国際司法裁判所で責任を問われる可能性がある。もしそのようなことになったら、トルコは正真正銘の困難な状況に陥るだろう」。
ペキン氏は、トルコ国内におけるISの原油の供給と販売をトルコが認めない可能性もあるか?との問いに対し、次のように語っている−
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