イチローのメジャー2000本安打のうちで内野安打の占める割合は、なんと22%もあるそうだ。
これは驚異的な数字である。
安打数に直すと実に440本が内野安打ということになる。
これによって、イチローは数々の歴史的記録を塗り替え、世界で最もスゴい野球選手になった。
内野安打なんて誰も気付かなかった=そんなのはただの偶然の出来事だと誰もが思っていたのを必然にしたのは、一塁まで誰よりも早く辿り着く方法を開発し実践したイチローという類いまれな選手が存在したからである。
野球における塁間の距離は90フィート(27.431メートル)と定められている。
その1塁までの到達において、歴史上最も素晴らしい成績を残しているのが日本人のイチロー選手である。
それは陸上で30メートル付近まで日本の選手がトップを走っている事実と一致する。
イチローのメジャー2000本安打とサッカー日本代表が進む道
[URL]
日本サッカーが進むべき道とは何か?
[URL]
つまり、イチローが内野安打という誰も気にしていなかったものをスピードによって自分のものとし、世界の野球を塗り替えていったのと同様に、永井選手のスピードは、ゴールを入れるためのスピードと共に、ボールを奪うためのスピードという前人未到の領域を手に入れたのだ。
は、速いっ!永井 謙佑恐るべし!!アジア大会2010 U21中国対日本
[URL] も参考に
これが、当ブログが前から言っている、永井選手が世界中のサッカー関係者を驚かす=争奪戦になる。といっている最大の理由なのだ。
永井は、世界最速のスピードがある。そのスピードは、おそらくロナウド(太った方)に匹敵するか、あるいは上回るスピードである。
ロナウドは、その類いまれなスピードを点を取るという1点に特化し、世界一のプレーヤーになった。
しかし、永井は、点を取る=ゴールハンティングと、球を取る=ゴールハンティングの2つに特化することに成功したのだ。
管理人は、今まで世界のサッカーを見てきて、永井のような選手を見たことが無いのだ。
永井が、ボールを奪うためにその圧倒的なスピードを発揮するとどうなるのか?スペインのディフェンス陣がその答えを出してくれた。
ようするに、安心して落ち着いてボールをビルドアップ出来なくなるのだ。
スペインというチームは、後方からビルドアップすることで圧倒的なポゼッションを維持し、攻め切ることで世界一の座についた。
しかし、永井のスピードが、このスペインのビルドアップ能力を消してしまったのだ。
ディフェンス陣が落ち着いてビルドアップ出来ないからこそ、東や清武や大津が追い込んでボールを奪取することが出来たのだ。
永井のボールへのダッシュは、一見すると無鉄砲に見えるかもしれないが、計算されている。
全くダッシュせず、興味ないふりしてふらふらしながら、突然ボールに向かってダッシュするのである。
ディフェンダーは一瞬たりとも気が抜けない。
カウンターからのコーナキックて大津が1点取ったあとは、この永井のスピードがカウンターにおいて最大限に生きることになる。
それが、相手のファウルを生み、結果としてレッドカード退場という数的優位を築いたのである。
全ては偶然では無い。
日本のチームがスペインを攻略する方法を見つけたから勝てたのだ。
もちろん、後半再三訪れたチャンスを決めていれば、この試合は3〓0か4〓0の楽勝だったと思う。
しかし、決め切るのが難しいほど選手達は走っていたのも事実なのだ。
セコメントをする