なぜ九州電力の川内原子力発電所が、再稼働の一番最初のターゲットなのか?
2014-03-13


鹿児島県にある九州電力の川内原子力発電所が、再稼働の一番最初のターゲットというニュースが入ってきました。


以下引用NHK

3.nhk.or.jp/news/html/20140313/t10015938001000.html


鹿児島県にある九州電力の川内原子力発電所について、原子力規制委員会は、運転再開の前提となる安全審査を優先的に進めることを決めました。
この結果、川内原発の1号機2号機は、審査中の原発の中で最も早く審査が終わる可能性が高くなりました。

中略

九州電力は、「基準地震動」を東日本大震災前の540ガルからより厳しい620ガルに見直したほか、「基準津波」についても、およそ3.5メートルからおよそ5メートルへと高く見直しています。


以上引用


おいおい、何だこれ

540ガルからより厳しい620ガルに見直したって


たしか、2009年の811浜岡原発直下型地震で、1000ガルに耐えるはずの浜岡原発が、426ガルの揺れで大きく破損してましたよ。



以下過去記事から

下引用

時事通信

駿河湾を震源とする11日の地震で、浜岡原発(静岡県御前崎市)5号機の原子炉建屋1階で観測された数値が、耐震設計で想定した揺れを上回ったことが21日、分かった
[URL]


で、地震の被害、大丈夫なのかと思っていたら。。

以下引用 毎日新聞


11日午前5時7分ごろ、駿河湾を震源として発生した強い地震で、震源から約40キロの中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)では、自動停止した5号機で原子炉の出力を調整する制御棒の駆動装置が一部故障するなど、計24件の異常が見つかった

中略

中電によると、地震後、5号機原子炉建屋内で約250本ある制御棒のうち約30本の駆動装置が故障していた。使用済み燃料を入れた貯水槽の放射能濃度が通常の50倍に上昇し、主タービン軸受け部の摩耗を示す警報装置が作動したことも判明。タービン建屋壁面のひび割れも見つかった。自動停止した4号機でも原子炉内の中性子測定装置の一部が動作不能だったほか、廃炉の1、2号機周辺で最大約20センチの地盤隆起や沈下が見つかった。

以上引用終わり

mainichi.jp/select/weathernews/news/20090812k0000m040116000c.html


だそうです。
全然ダメじゃん。

今回の地震、たったのマグニチュード6.5ですよ、6.5


中略

反戦な家作りさんのブログに分りやすくまとめてありました。
反戦な家作りって、はたしてどんな家なのか?という疑問はともかく、さすが1級建築士だかあって分りやすいです。

以下引用


だからかどうか、新聞でも1000ガルに耐える、とは書いていない。わざと800ガルと書いたり、縦揺れの場合の701ガルと書いたりしている。
1000ガルに耐える建物が、426ガルであっちこっち痛んでいるようでは、格好が付かないからだ。

しかし、はしなくもこのことは、浜岡原発の危険性を自白してしまったことにもなる。
1000ガルが、およそ現実的でない600ガルの3割り増しだ、と自慢しているが、阪神淡路のときで818ガル、柏崎刈羽原発では、なんと2058ガルを記録している。

以上引用終わり 全文は
[URL]

以上過去記事
駿河湾地震で浜岡原発、実は想定以上の揺れがあった
[URL]


というわけで、これ、たかだかマグニチュード6.5の地震ですからね。

で、柏崎刈羽原発では、なんと2058ガルを記録しているのに、たったの620ガルの想定って、何すか、それ。

そんなもん、海底核爆弾一発の地震で藻くずと化しますよ。




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